特長・理念
入居者様に「ここに来てよかった」
と言ってもらえる場所に。
大正・昭和の激動の時代を生きぬかれてきた方々が、人生の最期の場所として「ここに来てよかった」「いい人生だった」
「幸せだった」と素直に感じて、ご家族様とも悔いのない別れをして頂けるような場所になりたいと思っています。
その実現をめざして毎日一生懸命介護させていただいております。
六じょうやの由来
主に六つの感情を大切に、生活して頂くことを基本理念としています。
「喜・怒・哀・楽・愛・憎」などの感情です。六じょうやに集った方の様々な感情をとらえながら、日々介護業務に精を出しています。
目に見えませんが、必ず誰もが持っている「感情=心」というものを、介護の中心に考えています。
六じょうや6つの方針
あるがままを受け入れます
まず、その方のありのままの状態を受け入れさせて頂き、どのような困難な事態が起こってくるのかを実際に経験させて頂きます。
知恵と工夫で乗り越えていきます
必ず起こってくる困難な事態に直面してどのように対応するのかを、職員一同で今までに経験や知識、知恵を出し合って乗り越えていきます。
何かにつけてよく話し合います
なぜこうなったか、何が良くて何が悪いのかをご本人やご家族にも参加頂き、話し合って、意見を出し合い合意を形成しながら、試行して最善の方法を見つけていきます。
ケンカも涙も笑いと同じ表現の一つと考えます
自分のことを上手に説明できる人ばかりではありません。表現の不完全と理解の不完全でケンカもおこります。しかし、よくよく聞いたり話したりすると、ケンカする理由もなくなるものです。
ついつい職員は笑っていて理解ある人とばかり接したがりますが、実は文句をいったり、怒鳴ったりしている人にこそ接しなければいけません。六じょうやでは、あえてそんな人により多く接して、何に怒っているのかを詳しく知り、調整や改善を行います。どうしても文句をいう人は敬遠されがちですが、そうしないように対応します。様々なマイナス表現から逃げずに、様々な方向からアプローチするのが六じょうや方式です。
敬遠しがちな表現しかされない方の心をほぐして、他の人にもわかりやすい人になってもらえるように気長に対応していきます。
最後まで社会人でいて下さい
共同生活を送っていくと、いつしか自分の家のように、好き放題にわがままを言い出す人がいます。そんな時に昔のご近所付き合いを思い出してほしいのです。親しき仲にも礼儀ありという精神で生活してもらいたいです。ただ、認知症がある方だと他人と身内の区別がつかなかったり、ここを自宅だと勘違いすることがあります。そんな場合は困難ですが、葬儀など社会的な儀式に参加されると、きちんとした仕草でふるまわれます。いつまでもある程度社会人としての緊張感をもって、生活して頂きたいと思います。職員にも言えますが、きちんとした言葉遣いがいい関係を維持する秘訣だと思います。
最後まで自分らしく楽しんで下さい
だんだん出来ることが少なくなってきて、無気力になられる方が多いのですが、逆に何かにチャレンジしてもらい、一緒に楽しめる物を見つけるお手伝いをしたいと思います。
そのためにも、様々なイベントを考えていきます。